So-net無料ブログ作成
検索選択
前の10件 | -

香りのポートランドローズ

いよいよメインガーデンで開花の始まり。

ポートランドといわれる品種だ。

四季咲きの4種のバラが中国から紹介されるまで、ヨーロッパには一季咲きのバラしかなかった。
というのはほんとは誤りなのだそうだ。
DNAを調べたら、ポートランドにはチャイナの四季咲きの遺伝子はなかったと。
ポートランドはチャイナが入ってくる前にヨーロッパに既にあった品種。

私はポートランドはオールドローズの中では特に野性的で個性的で香りもダイナミックと感じている。
ガリカ、アルバ、ダマスクなどの有名オールドローズと比べての話だけれど。

返り咲き性が強く、何より丈夫だし、巨大化しないし、私の庭ではメインローズにふさわしい存在だとずっと思ってきた。

毎年 このシドニーが咲き始めると庭の雰囲気が一変する。

シドニーハート.jpg
凄い存在感。

シドニー.jpg
花びらを一度分解して枚数を数えてみたいものだと思うのだが、ケンティフォーリア(百枚或いは非常に多い)以上じゃないかしら?
強烈な飾り萼の蕾がひしめき合うから開花前からその姿は尋常ではない。
そうして毎年必ず一番花はこのようにいびつである。(返り咲きは丸くなる)
半円だったりハート型だったり。


と、感じていたが、今年はどうしたことか美しい円形の花が最初からあるではないか!!
私はシドニーは丸くないのが普通だと思ってた。
ちょっとちよっとどうしちゃったの?
シドニー丸.jpg

翌日には完璧にまあるく開花。
シドニー (2).jpg
花が崩れてきたら必ず摘み取る。
でないと次の花が開花できない。



シドニーの隣ではちょっと小振りで色の濃い花が咲いている。
グレンドーラ香り.jpg
ポートランドフロムグレンドーラ。


グレンドーラ (2).jpg
一応クォーター咲き・・・



グレンドーラ散り.jpg
強香が立ち上ってるのが見えるような花である。


少し離れてミランダ。
ミランダ.jpg
これも自由奔放。

ミランダ.jpg
まるで張りのあるシルク生地のような花びら。


それからアルチュールサンサール
サンサール.jpg
ポートランドとしては大人しめでシックな花。
ボタンアイが見える。

ポートランドが咲き始めると一年中花粉症気味で鼻が効かない夫ですら、その香りがわかるという。
あの強香のセッコクを鼻を突きつけても「わからない」という人なのに・・・

ポートランドは数が少ないそうだ。
チャイナが入って、返り咲きのティーやハイブリッドパーペチュアルなどが次々に作出されて忘れ去られてしまったという。

ずいぶん集めたけれど、ずいぶん枯れた。
強烈な個性の花々の昔の写真を時々取り出してじっと見る・・・

西武ドームのバラのショーをテレビで見てたら、バラの新品種の作出家の話があった。
何万粒の種を蒔いてその中から選別を繰り返して何年もかかって数品種の新作が世に出るのだそうだ。
選別でまず落とされるのは整っていない花だと。
ポートランドのような品種が世界にまだ残ってることに感動した。



柚子の花.jpg
ひそやかに咲く柚子の花。

そして
小アジサイ.jpg
奥多摩こあじさい。






nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

バラ三昧な日

今の時期うちの庭ではバラより他の植物は存在感なし、日陰の身・・・なのだけど、私は決して自分が選んだ千草たちの輝く瞬間を見逃したりしないように目を光らせているつもり。

エゴ.jpg
エゴの木の花。
切り詰められて枝一面に咲かせてもらえないかわいそうな花。
でもね、この木で一番素敵なのは花ではなく葉の葉脈だと思う。
花がいっぱいだったら恐らく気がつかなかった。
ある年、「花が少ないなあ」と見上げてて明るく爽やかな葉にさらに抜けるように透明な葉脈がすっきりと走っているのに気がついた。

新緑の美しい今、この木を見上げると眩しくさえ感じる。


バラの数に負けないくらいの数のヤマアジサイが庭を埋め尽くしているのだけれど、今突出して印象的なのがこれだ。
s-庭120514017.jpg
ヤマアジサイだからとても小さい。
でもぎゅっと引き締まって密度が濃い花。
伊予獅子テマリ。
そういえば、これは植え替えた。
今年はどんな色で咲くのかしら?





雨が上がった今日は今年初めて蚊に刺された。
しかも家の中で。
庭への出入りの際には窓の開けっぱなしはやめよう。

バラの枝にアシナガバチの巣を見つけた。
アシナガバチが飛んでくるのは構わないけれど,巣は困る。
即 駆除。


さてバラ!
ブラバン.jpg
剣弁高芯咲きのティーローズが多い中で、とても変わってるティーローズ。
デュセス・ドゥ・ブラバン。


ブラバン (2).jpg
カップ咲き!


s-庭120516023.jpg
花保ちがとてもよい。




白ブラ.jpg
デュセスブラバンの枝変わりのマダム・ジョセフ・シュワルツ、又の名前をホワイト・デュセス・ドゥ・ブラバン。

白ブラ.jpg
ブラバンも白ブラバンもボタンホールを飾る花として有名なのだそう。
ベルギーの国王レオポルド2世やアメリカのルーズベルト大統領がこのバラを愛していつも胸に飾ってたという。

オールドブラッシュ.jpg
最初にヨーロッパに紹介された4種のチャイナローズのひとつとしてあまりにも有名なオールドブラッシュ。
アイルランド民謡「ザ ラスト ローズ オブ サマー」(庭の千草)に詠われるのはこのバラという説があるそうだ。

バフビューティ.jpg
南の上の方ではバフビューティが庭を見下ろして咲いている。

バフ.jpg
ハイブリッドムスクのバフビューティ。
無農薬の庭ではとても頼もしいバラ。
病気知らずで四季咲きで、居間の私の定位置から真正面にこちらを向いて咲くバラである。

バラの香りは本当に素晴らしくて、庭に立って目をつむって香りのハーモニーに耳を澄ませる、、、ではなくて鼻を効かせる。
これこそ極上のアロマテラピー。






nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

危機を乗り越えたスパニッシュビューティー

うちのバラの中では最古参のひとつ。
バラのことをな~んにも知らなかった30年くらい昔・・・今だって殆ど進歩してないけれどね・・・一本の棒っ切れみたいなこのバラの苗を何を隠そう、私じゃなくて夫が衝動的に買って持ち帰った。

新宿の某私鉄駅の改札入ったところに、その昔大手の園芸店があった。
それは魅力的な品揃えで樹木から山野草に至るまでぎっしり置かれてて、早く帰らなくてはならないのにいつもちょっとだけのつもりで30分や40分油を売る羽目になったものだ。

私がそこに立ち寄ると文句ばっかり言ってた夫も実はひとりで結構ぶらついてたわけで、その頃このスパニッシュビューティーやアイスバーグ、宴など今も健在なバラを含め10種くらいを夫のセンスで独断的に選び購入してきて、まだ空いた場所がいくらでもあった庭に直径も深さも1mにも及ぼうかという穴を掘り堆肥や肥料をどっさり入れ夫自身の手で嬉々として植え込んだのである。

スパニッシュビューティは思いもよらぬほどの成長を遂げた。
ツルバラがどう育つかも知らず、その年その年に伸びたシュートを支える支柱を行き当たりばったりに立てていった。
初めは縦棒ばっかり、そのうちに横棒も要るとわかり、今では棚を作り支えている。

驚くことにというか呆れたことにというか誘引とか剪定を全くしないで20年ほど毎年爆発的に花を咲かせ道路はその花びらであたかもピンクの絨毯であった。

お隣のご主人が毎朝花びらを掃いてくださるのに恐縮しながら、私も家にいれば日に何度も掃除をしたものだ。

そのスパニッシュビューティが10年程前急に弱り始めた。
花付が悪くなり、枝が枯れ込んで、気がついたら新しいシュートは出なくなってて、生きてる所を残して切り詰めていったら、まるで樹木みたいな1mほどの幹だけになった。

そこからスパニッシュビューティの再生作業は始まった。
一本のシュートを大切に大切に育て、いいと言われることは何でもやり、完全一季咲きなのに花後のお礼肥やしも特別に与え、高枝切りで花殻も取り・・・

スパニッシュビューティは早咲き品種。
でも今年は何故かトップバッターじゃなかった。
ジョーヌデスプレやデボニエンシスを眺めながらずっとスパニッシュビューティは?と気になってた。

s-庭120506002.jpg


1週間前。
s-庭120506001.jpg



ようやく開いた!
s-庭120507004.jpg


満面の笑み!という感じのバラ。
s-庭120508019.jpg


あっという間にひらひらと舞うようにあちらでもこちらでも。
s-庭120509006.jpg


気温が低いせいかまだ花びら掃除は必要ない。
s-庭120510023.jpg

こうしてバラが開花してくるから他の植物はモノトーンで充分なわけで
s-庭120510005.jpg
パンジーも

s-庭120511001.jpg
シランも



なぜかコデマリは八重咲きが目立ってるのだが・・
s-庭120508025.jpg

nice!(3)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

1日中庭ですることがある季節

雨が降らないかぎり、陽があるかぎり、今は庭でしなきゃならないことがなくならない。

簡潔にいえば、1日中庭作業に追われる季節。

雑草取り、枝梳かし、花殻摘み、植え替え、施肥、そのほか鉢の置き換えやちょっとした手直し、支柱立て、晴れの日が続けば水遣り・・・etc
そうして写真を撮ること。

正直なところあちこちで開かれている花のお祭りやショーを見に行く暇があったら草取りをするべきであるというところなのだが、そうはいかない。
あちらにもこちらにも行きたい、こんな隠れガーデンもあるんだ・・・そして時にはガーデンセンターにも行きたい。

いつもは手短に済ませる夕方の犬の散歩もちょっと足をのばして知り合いの庭をのぞきにいかなくてはならないし。

みんな、そう~うきうきそわそわの季節なのだ。


咲き始めはアプリコットとピンクのデボニエンシスが実はイエローのバラであると載せたばかりだが、しっかり開花した翌日にはそれが早くも証明されたと思う。
s-庭120508021.jpg
この柔らかなベールのようなイエローにイギリスの当時のロザリアンたちはさぞや興奮したことだろう。

そうして、
そのことを知ってる私も、この色を見るのを毎年とても楽しみにしている。

s-庭120509004.jpg

デボニエンシスは黄色のバラである。




門から駐車場奥を眺めると物置があって物置と家の外壁に棚が渡してあって、そこに絡ませてあるのがノワゼットのジョーヌ・デスプレである。
s-庭120508002.jpg
これがまた天女の羽衣のごとき絶妙な色合いで、道路からよく見えるこの場所にジョーヌデスプレを置いたのは最高の選択だったと思ってる。


s-庭120508005.jpg
春の花は形も少々いびつなものも多く、完璧なボタンアイもあまり見られないような気がするが、このアンニュイカラーとクォーター状の花型はアンティークな風情たっぷりで素敵な景色を見せてると思う。


s-庭120509002.jpg
ティーローズのデボニエンスとノワゼットのジョーヌデスプレは強香ではないけれど、これだけ集まるとその真下にはそれぞれの香りが立ち込め、香りの虹をくぐるような気分だ。



花壇の中ではこんな華やかな色のバラも咲き始めている。
s-庭120508010.jpg
多くのバラを生み出した偉大なる交配親親、ティーのパパゴンティエ。
あっという間に咲き進み、一番素敵な形を捉えるのが苦労。
今日はこの後ろ姿が印象的だった。


バラの根元では様々な草花が咲く。

いつ植えたか記憶ないのだけれど、いったん途絶えてたのに昨年辺りから再び花を見るようになった。
s-庭120508015.jpg
シラーだと思う。


これは葉の模様がユニークな鶉葉タンポポ。
s-庭120508029.jpg
春先から長く咲き続けている。
nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

一年でこんなに成長!

咲き始めたバラ!

s-庭120506037.jpg
ティーのデボニエンシス

1838年 イギリスで初めて作出のティーローズといわれ、しかも初めてのイエロー系のバラとも言われるデボニエンシス。

咲き始めの今はイエローというにはちょっと無理があるけれど、そのうちに絶対素晴らしいイエローを見せてくれるから楽しみにしよう。
秋の花だったかな?
とにかく透明感のある素晴らしいイエロー。
春の今の花はピンクを帯びたアイボリーというところかな。
でも重なり合う花弁の奥にはイエローが確かにひそんでいる!
ヨーロッパでは昔黄色のバラはなくて憧れの色だったという。
ようやく出来た黄色のバラ。

s-庭120506030.jpg
ずっと何年も鉢植えだったが、一昨年地に下ろした。
そしたら大変身。
ブッシュからツル性に。
もともと暴れ樹型だったが、シュートを横にひっぱって誘引したらぐんぐん伸びていった。

ちなみに昨年の今頃の写真。
玄関.jpg
素晴らしい成長ぶり。



日に日に花の数が増えていく。
s-庭120506038.jpg
うちの門を入った頭の上を覆う。
ほのかな香り。
四季咲きのオールドローズ。
nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

好調だった日

何もかもがタイミング悪く事が上手く運ばない日というのがある。

例えば、洗濯物を干した途端雨が降ってきたとか、家の中の仕事をしててそろそろ犬の散歩と思ったら雨が降ってきてとか、頑張って天ぷらなんて作ったら夫がお昼に天ぷらを食べてたとか・・・

今日はそういう点でとても素晴らしくグッドタイミングに事が進み気分爽快。

まず、久しぶりに洗濯物を外に干した。
ずっと3月後半頃から花粉症対策で部屋干しだったのだ。
そろそろ外に干してもよさそうと思い始めた頃からお天気が悪く延び延びになってた。
ようやく雨が上がって今日は3回も洗濯機を廻した。
そして全部外の物干しに干した。
何と気分のいいことだろう!

ゴミを出しに外に出たらお隣のご主人が草むしりをされてた。
他のご家族は留守らしい。
子供がいないのはいいチャンス。
それでお願いした。
「うちの木がそちらへ伸びてますので、そちらのお庭から切らせていただきたい」と。

言ってくださればこちらで切りますよとおっしゃりながらも、快くどうぞと言ってくださった。

お隣との境界の物置とフェンスの間からいろいろな植物が広範に背高く伸びてうちの庭からでは手が届かなくて困っていた。
すぐに夫が出向きノコギリやハサミを使って小一時間大奮闘。
切ってはうちの庭に放り込み、私はそれを細かく刻んで袋詰めしていく。
大きな袋詰めが4つできた。

ゴミ収集車が来る前だったから全部出すことが出来た。

夫がゴミ置き場に運び始めた頃から空模様が怪しくなってきた。

私は急ぎ、洗濯物を中に取り込んだ。
ほぼ乾いていたが、セーターなどはまだ半乾き。
まあそれはやむを得ない。

それらを全て終えた時、ポツポツと降り始めあっという間に土砂降りに。

なんと言うグッドタイミング!
夫も「いやあ、よかったよかった」と。

こういう日ってあるのですねえ~~^^


最初に咲くのはどのバラかと待ちあぐね、降り続く雨にじらされ続け、明日までお預けかと思ってたが、意外なところで咲き始めていた。

s-庭120504002.jpg
コンクリートブロックの上にいつもミニバラの鉢が置いてある。
だから死角になってた。

鉢を除けてドクダミを引き抜こうとしたら「おやまあ!」

s-庭120504003.jpg
ティーローズのマダム・ロンバール


s-庭120504009.jpg
根際の10cmほどの高さで咲いてたから切り取った。
オールドローズの趣き豊かな1輪。

晴れて気温が上がったら一気にあちこちで咲き始めるだろう。


雨の連休。
ガーデンセンターへ出かけた。

ウエルカムコンテナの寄せ植えとしては地味だけど、バラが咲き始めるからこれくらい控えめなのがいいと思うの。
s-庭120502001.jpg
黒い花に惹かれるこの頃。
ペチュニアも黒で決まり!




nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

まるで蘭の木だよ~セッコク

バラの蕾の追っかけをしてる間にセッコクの開花が進行してた。

s-庭20120430004.jpg

咲き始めてたのは知ってたのだけどね。

気品のある香り。

s-庭20120430006.jpg
自生地は関東以南だろうか。


うちの庭のセッコクはいただいてからかれこれ6,7年。
s-庭20120430012.jpg

梅の樹肌にしっかりと根を張っている。
向こう側には斑入り葉のセッコクが同じように着生しててちょっと遅れて咲く。




s-庭20120430014.jpg
この梅の木には他にも風蘭やナゴランなどが吊してある。
これらの蘭にとってこの場所は素晴らしく居心地がいいらしい。
適度な木陰、適度な湿度、適度な風通し・・・

こうして見るとなかなかの貫禄!  でしょ?!




nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

蕾 蕾 蕾

庭のバラ


ようやく雨があがった
そろそろ出番?

  君 いつ開花予定?

  
  待ってるから一緒に咲こうよ

  そんなこと言わずにさっさと咲いて庭の主を喜ばせて

  そうねえ~

s-庭120428006.jpg
チャイナ  ナポレオン



ざわざわ ひそひそ かしましい蕾の大群
一昨年地植えしたら初めて咲いた
そして今年は恐ろしいことになりそう
フェンスを埋め尽くしそうな勢い
針金みたいな茎
鋭い棘
私は誘引が下手
どうしよう・・・
でも少なくともここから泥棒は入れない
s-庭120428010.jpg
エアーシャースプレンデンス
原種



丈夫で大きくなりすぎない
うちの庭にはうってつけ
清楚で可憐で繰り返し咲く
ほんとはこんなバラで埋め尽くしたい
s-庭120428017.jpg
バーミューダキャスリーン


私はバラです!~~~の存在感
s-庭120428019.jpg
ハイブリッドティー



なんだなんだ
やけに騒々しいぞ?
s-庭120428008.jpg
カシワバアジサイ
おっと
間からヤマアジサイの蕾がのぞく
そろそろというか
早くもというか
ジャングル化のうちの庭



雨の降り続く中
一気に咲いた黄エビネ
s-庭120428014.jpg

今年は
いち、に、さん、し、ご
s-庭120428012.jpg
なかなか優秀!


nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

オリー伯爵~思うこといろいろ

WOWOWで放送されたメトの「オリー伯爵」を鑑賞。

この舞台は昨年5月ニューヨークのメトロポリタンオペラハウスで上演されたもの。

ファンディエゴフローレス、ディアナラムダウ、ジョイスディドナートというベルカントの現在考えられる最高の歌手を揃えた文句なしの舞台で本当に心を揺さぶられる感動があった。

ただ、その感動の中には様々な複雑な想いも交錯する。
楽しいから余計に・・・

ロッシーニ作曲の「オリー伯爵」というオペラ。
以前一度NHKだったと思うけれど、同じフローレスで見た記憶がある。
でもあまり印象に残っていない。

このメトの舞台でなぜこんなに胸一杯にあふれるものがあったかといえば一つの要因は、昨年の5月頃の自分の心境を思い出すからだ。

アデルを歌うダムラウは生後6ヶ月の子供を母乳で育てていると舞台裏で言ってる。
そしておそらくこの時点ですでに専門家から日本の放射能について詳しく説明を受け来日を決めていた。
その決意は揺らぐことなく翌6月にはメトの日本公演に伴って赤ん坊を連れて来日し、日本のオペラファンの心をとりこにした。
私はこの「ルチア」の舞台を観なかったことをとても後悔している。

オリー伯爵を歌うフローレスは舞台裏で少々やつれた顔をしてるが、興奮気味に開演の30分ばかり前に奥さんが自宅で出産したこと、前夜から一睡もしてないけれど自分の手で赤ん坊を取り上げてから劇場へかけつけたこと、水の中での出産だったことなど話して、故郷ペルーや関係国の人々に向かって挨拶をして手をふっていた。その中に日本の名前もあった。
フローレスは9月の来日公演には来なかった。

様々な人々の様々な想いを私は考える。
日本人だってこんなに極端に考え方はばらばらなんだもの。
外国の人々がどう考えるかは全くその人の自由。
日本人は国の将来を考えながらとりあえずの短中期的解決法を見いださなくてはならない義務があるのだけれどね。

オリー伯爵というオペラは無茶苦茶なストーリーだ。
私は端っからストーリーなんて考えようとも思わないし、演出がどうだなんて更にどうでもいい。

要は歌手が高難易度の超絶コロラテューラの歌をどれくらいゆとりで歌い、その滑稽なキャラを嫌みでない程度におもしろおかしく演じてくれるか、場面場面で・・・ただそれだけ。

そう考えるとこのメトの「オリー伯爵」の舞台は当然アバドによる「ランスへの旅」へとつながる。

オリー伯爵を聞いてると「あれ?ランスの曲!」と思うメロディがもういっぱいで、大体序曲からして同じなのだが、フォルヴィル伯爵夫人やドンプロフォンドやリーベンスコフ伯爵の姿がちらついて困るほどだった。

「ランスへの旅」は多分大勢のベルカントの名手を必要とするため?「失われた旅(オペラ)」となってお蔵入りしてたオペラ。
それがアバドによって蘇演されたときは大ニュースだった。

「オリー伯爵」はロッシーニが「ランスへの旅」の数年後半分くらいの曲をそのまま転用して作曲したとか??
ロッシーニの場合転用は他にもいろいろあることだし珍しい話でもないが、「オリー伯爵」が「ランスへの旅」よりは主要な歌手を絞り込みストーリーを3人の男女の三角関係にまとめたおかげで少しは上演し易くなったのかしらと思うのだが、それでもやっぱり上演の機会が少ないのは歌手を揃えるのが大変だからなのだそうだ。

メトでの上演は初めてというが、このオペラの大変さはよく分かる。
フローレス、ダムラウ、ディドナートと役者揃いなのに、他の重要な役を歌うペルトゥージとステファンデグーが格違いに劣って残念。
だってデグーにはR・ライモンディによるドンプロフォンドの名唱「各国語による目録」と同じアリアが与えられているのだから。
ペルトゥージは差し詰めエンツォダーラのトロムボノク男爵の役割とでも言おうか。

ラゴンド夫人を歌ったスサネレーズマークはテッラーニのメリベーア夫人といったところかな?
彼女はそれなりによかったと思う。

10人以上のベルカント歌手を必要とする「ランスへの旅」と比べたらせいぜい5,6人、およそ半分なのにその全ての粒を揃えるのはメトにしても不可能というわけ?

アバドの「ランスへの旅」は奇跡だった!
私は文化会館で2度も聞くことが出来た幸せ者。
そしてベルリンフィル定期の「ランスへの旅」の映像が手元にある。
WOWOWで昔放送されたものをこれだけはDVDで保存している。

その後マリインスキー劇場の日本公演を期待して見に行ったが肩すかしをくらった。
スカラ座でもその後再演されたが、がっかり。


メトの3人の主要歌手が口を揃えて言ってた。
「コロラテューラの技巧については徹底的に訓練しておきます。舞台では歌のことに気を取られてたら演じることはできません。」
そう~
3人とも舞台ではなりきりで楽しんでた。
だからそれを観る観客は幸せをもらえる。
その圧倒的な歌声と共に至福の時間を与えられたのだ。

あのアバドの「ランスへの旅」よりは小規模だけれど、それを補って余りある美しい舞台衣装、楽しい演出、何よりハイビジョンの鮮明な画質。

オペラを見に行こうという気持ちがすっかり萎えてしまってる昨今だが、オペラへの憧れの灯は消え去ったわけではないと感じた。
私はオーラのある舞台を待っている。


天高く
開花の日を待つバラの蕾!

s-庭120424003.jpg
ほんと!
待ち遠しい!


苞っていうのかな?
つま先がほんのり桃色!
s-庭写真20120421047.jpg
ドウダンツツジが愛らしい花なのは知ってるけれど
このピンクには気がつかなかったなあ・・・



s-庭120424002.jpg
ひどい樹形なので全体像は載せられない;;


s-庭写真20120421034.jpg
昨夜の雨で終わってしまったシロバナミツバツツジ
今年は花付きがよかった。
何十年と咲いていた紫のミツバツツジがあっという間に枯れた後、植え込んだシロバナ。
2代目のミツバツツジ。





nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

増えないけど消えない植物

うちの庭が気に入ってどんどん増えてくれる植物と、全く合わなくて何度かトライしたけどすぐに消える植物と、増えもしないが完全に消えるわけではなく気まぐれに咲いてくれる植物と、長年植物と関わってくるといろいろあるものだ。

フリチラリア メレアグリスは一つの鉢の中で一つか二つ必ず咲き(時にはゼロのときもあったが)、消えることなく長年私の手元にある。

数年に一度は球根を掘りあげて土を換えて埋め直す。

固形肥料を一度か二度は与え、気が向くと液肥なども。

半日陰になるような所へ置きっぱなしで、からっからに乾かすことはしないけれど、水遣りは適当。

一番気をつけなきゃならないのは地上部がない時期にうっかりひっくり返してそのまま放置しないこと。
そういうことがないように名札を必ずさしてある。

こんな風に書き出してみると結構手をかけてるようだが、私からしてみれば殆ど放置に近い扱いで、名札以外は植物を育てている以上は無意識のうちにしてることなのだと思う。

そうして、こういうことが特殊な条件を必要とする植物、例えば霜に当てないとか極端には15度以上を保つとか、一ヶ月水を断つとか・・・を除いて殆どの植物の生存の最低条件なのだと思う。

昨年は確か初めて咲かなかった年だった。
だから球根を植え替えた。

s-庭120412036.jpg
蕾を見たときは嬉しかった。
この蕾は折れ曲がったように垂れたままだんだん伸びてくる。


s-庭120415002.jpg
薄緑の普通の蕾がふくらむにつれて色づいてくる。

s-庭120416013.jpg
なんとも妖しげな色模様。


s-庭20120418001.jpg
ユリ科でバイモ属。
うちで大繁殖のあのバイモユリと同じ仲間。
フリチラリア メレアグリス

「無農薬でバラ」のブームにはまりかけた頃、園芸雑誌のイングリッシュガーデンの素晴らしい写真で見かけたのがフリチラリアとの出会い。

バイモユリの親戚なら丈夫だろうと思ったが、そう簡単ではなかった。
地植えなどしたら、いつも土をひっくり返しているうちの庭ではあっという間に消えてただろう。
鉢植えのまま最低限の管理をしてきたから生き残ってきた。
そう考えると案外丈夫な植物ではある。


今日は思い切ってクリスマスローズの花を切り取った。
s-庭写真20120421020.jpg
よくもここまで放置したとあきれるほどに、色が変わり、結実までしてるのもある。


でも、よく見るとなかなか渋くて味わいがある。
そのまま捨てるにはしのびなくて花瓶に少しさした。

s-庭写真20120421023.jpg
一重も八重もセミダブルも白もブラックもピンクもピコティも、最後はみんなこうなるクリスマスローズ。


nice!(5)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー
前の10件 | -