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リタ・シュトライヒ

久しぶりにレコード屋さんをのぞいた。
クラシック、それもオペラや声楽関係となると店頭に並ぶものは限られており、ネットで探す方がずっと充実してることは分かってるけれど、やっぱり私は手にとってジャケットを読むのが好き。

ちょっと見ない間にずいぶんオペラのDVDが増えていた。
魅力的だったのはリセウ歌劇場のフローレス&ディドナートの「チェネレントラ」とモネ劇場の大野さん指揮の「放蕩もののなりゆき」
どちらも「どうして?」というくらいお値段が高い。
昔のレーザーディスク並の価格だ。

う~ん  ちょっとなあ・・・
そのうちどこかで見られるかも知れないし。

・・・とふと目にとまったCD!
懐かしい名前「リタ・シュトライヒ」
リタ・シュトライヒが活躍した時代は私がオペラを見るようになった時期より少し昔。
でも、リタ・シュトライヒの素敵なコロラテューラの歌声を耳にしたのはかなり早かった。

とても懐かしく思い出してしまったのだけど、ボーイフレンドから「もう最高だぜ・・・」とかなんとかその言葉は忘却の彼方だけど手渡されたのがリタ・シュトライヒの「春の声」のシングル盤だった。
聞いたときの感動は今も忘れない。
可憐でありながら素晴らしい芸術性にあふれていて、大体その頃コロラテューラなるものを知らなかったと思うから「人間技じゃない」と思った。
イタリアオペラ日本公演のレナータスコットのルチアはオープンリールに録音して何度も聞いたのだけど、リタ・シュトライヒの「春の声」を聞いたのとどっちが早かったのか・・・もう思い出せないわ。

そのシングル盤はもらったわけではなく借りたことになっていたのだが何故か返すことなくずっと手元にあって、卒業以来現在に至るまでそのボーイフレンドとは会ったこともなく、なんだか処分する機会を逸してつい最近までうちのレコードの中に紛れてずっと存在してた。
LPはずっと昔にプレイヤーがなくなって聞けないにもかかわらず。
本当に処分したのは昨年のことだ。

レコード屋さんで見つけた「リタ・シュトライヒ ワルツ&アリア集」はまさにあの「春の声」の録音時の全曲盤のリマスタリングで昨年11月に売り出されたものだった。
お値段も手頃で大好きな曲がたくさん入っているので迷うことはない。
即購入。

購入した昨日からすでに3回くらい聞いている。
アルディーテの「くちづけ」とかアリャビエフの「夜鶯」とかデラックァの「ヴィラネル」など私が今までグルベローヴァの歌が最高と思っていた曲をリタ・シュトライヒは全く異なった歌い口でほんわかと心を癒してくれる。

なんといってもグルベローヴァの歌は凄すぎてあまりにユニークで誰かと比べるというものではない。
誰か評論家氏が言われてたように極上のサーロインステーキ。
このような軽い歌でもまるで印象派の絵画みたいに彩られ特異な雰囲気を醸す。

対してリタ・シュトライヒはさわやかな水彩画風とでもいうか、本当に自然。
ルチアポップをふと思い出すのだけど、ポップはもう少し濃いかな。

とにかく今のソプラノ歌手(アジリタの得意な)の誰も到底足下にも及ばない美声とテクニックと知性と気品とおまけに美貌を併せ持つ。(写真だけで映像を見たことはないのだけど)


収録の17曲全て素晴らしいのだけど、特に珠玉の歌は「春の声」とフロトーの「夏の名残のばら」そして「ジョスランの子守歌」というところだろうか。


1958年と1955年のモノラル録音とはいえ、音質は上々でここしばらくは繰り返し聞くことになりそう。


昨日までの暖かさに比べたら今日は一転厳冬。
寒さに体が慣れた午後からバラの土換え作業開始。
買ってきたバラの土が5袋なくなってしまった。
あと10袋くらいは必要かしら・・・

s-庭100122001.jpg
なんだか切るのが惜しいようなティーローズ。
花弁数が少ない端正な剣弁高芯花だから開花するかも知れない。
最後まで残しておこう。


枯れたと思ってたクリスマスローズ(ヘレボルス)
枯れ葉をかき分けたら芽が出てる!
s-庭100122008.jpg
原種のデュメトルム

s-庭100122009.jpg
枯れ葉を取り除いてすっきり。
もう4年目かな。
小さな緑の花が咲く。

側に出てる小さな葉はデュメトルムの実生かしら?







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タケダ ヒロノリ

どうかん。シュトライヒは年齢的にはかなり上ですし、一時台前の声と云った古さを感じないではありませんが、その静謐さは。あなたの仰るとおり、絵で云えば水彩画なのでしょう。
声質から云えば、私が愛してやまないヤノヴィッツの先輩格でしょうか。
ルチア ポップ素晴らしかったが、早く無くなりました。ローテンベルガーも美しいそしてたおやかな歌を聴かせてくれました。
ヤノヴィッツは「魔彈の射手」でのアガーテ、「こうもり」のロザリンデをなつかしく、何度も聴きます。お花すてきですね。プレイオネかな?一番下の写真。お元気で
by タケダ ヒロノリ (2017-05-24 15:24) 

ななこ

>タケダ ヒロノリさん
コメントありがとうございます。
ヤノヴィッツはそれに加えて「フィガロの結婚」の伯爵夫人ですね。

>ローテンベルガー
ああこれはまた懐かしい。
カラヤンの映像のバラの騎士。
シュヴァルツコップの元帥夫人よりユリナッチのオクタウィアンよりローテンベルガーのゾフィーが最高!と目を輝かせて語ってた叔父を思い出しました。

プレイオネという植物は私は知りませんでしたし、家にはなかったはずですが、ひょっとしてデュメトルムの鉢の苗の中に種が紛れ込んでいたということかも知れませんね。
このあと地植えしてしまい、この芽は育たなかったと思います。


by ななこ (2017-05-25 23:12) 

牡牛座ピアノ弾き

初めまして。
「リタ・シュトライヒ」で検索して辿り着きました。
「春の声」、イイですよね。私も大好きな愛聴盤の一つです。
最近購入した廉価輸入BOXには、モーツァルトのオペラや魔弾の射手、薔薇の騎士といった多くのオペラからの抜粋が収録されていて、楽しく聴いています。

私事ですが、シュトライヒの師匠マリア・イヴォーギュンは、私の師匠の師匠の師匠だったりします。(そのせいか、私はテノールなのですが、コロラトゥーラ・テノールです。笑)

唐突でしたが、シュトライヒの名前を見付けて、嬉しくてコメントさせて頂きました。
失礼しました。
by 牡牛座ピアノ弾き (2017-07-22 06:51) 

ななこ

牡牛座ピアノ弾きさん
初めまして。
コメントありがとうございます。
こうして過去のブログに書き込んでいただくのはとても嬉しいです。
CDはずいぶん購入しましたが、最近はユーチューブで間に合わせることが多いです。
これを機会に好きな歌手達のCDをもう一度聴こうと思います。

>コロラトゥーラ・テノールです。
素敵ですね。
アジリタがお上手でいらっしゃるのですね。
ロッシーニもベッリーニもドニゼッティも大好きです^^

by ななこ (2017-07-23 23:00) 

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