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アネモネ

私にとっての庭の原風景はもちろん生まれ育った実家の庭だ。
それもしっかりと記憶があって写真も残る庭ではなくて、自分が小学生だった頃の祖父が生きていた時代の、そう~昭和30年頃までの庭。
当然その記憶はいい加減で、今となってはほとんど妄想か空想でしかないのが悔しいのだけど。

実家には見事な牡丹の木が何本もあった。
その牡丹は今もあって妹が丹誠こめて手入れをしている。
牡丹は長寿な木なのだ。

ところが見事な牡丹の絢爛たる花は私のその原風景には存在しない。
あるのは私達子供が牡丹の蕾を全部ちぎり取ってしまい、母が祖父にこっぴどく叱られたという、母の思い出として語られた昔話だけ。
祖父は孫にはとても優しくて、私は叱られた記憶がない。

私の原風景として色鮮やかに脳裏に焼き付いてるのは牡丹の手前にあったたくさんのアネモネ。
どうしてアネモネと記憶しているのだろう?
たぶんそれは、牡丹の花は触ることも許されなかったが、アネモネの花はままごと遊びに使ってもいいことになっていて祖父母がその花のことをアネモネと言ってたから。
アネモネは当時の私が知ってた数少ない花の名前のひとつだった。

ままごと遊びにもうひとつ許されたのはガーベラの花で、細い花弁は使い道が多かった。

カラフルなアネモネ。
中心はまん丸な眼のようなアネモネ。
当時のアネモネはもちろん原種だったに違いない。
アネモネは実家の庭からは消えたがガーベラは今も残る。
とても地味な原種である。


花屋さんで原種のアネモネ、フルゲンスを見つけた。
何となく懐かしくてついつい衝動買い。

s-20170221016.jpg
我が家でたったひとつ残った牡丹のそばに植えた。
牡丹が咲いたら原風景の再限なのだけど・・・


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コメント 2

erena

ななこさんはやっぱり お花に囲まれて育たれたのですね(^^)
アネモネと牡丹 楽しみです!
ななこさんの記事を読んで思い出してみました。
私が思い出す花は 赤のケイトウ。てことは
夏から秋を思い出しているんだ・・。
と思いがけず広がりました(^^)
by erena (2017-02-22 15:34) 

ななこ

erenaさん
お花に囲まれてというわけではありませんが、地方の広い家でしたからそれなり色々な植物はありました。
赤いケイトウもありましたね。
ほかに覚えてるのは百日草です。
今のお洒落なジニアとは違って、昔ながらの百日草ですけれど。
ホウセンカとかオシロイバナも懐かしいです。

by ななこ (2017-02-24 20:40) 

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